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take a breather

第17章 Love so sweet

〜♪

スマホのアラームが鳴る…

隣に眠る人物がモゾモゾと動き
腕を伸ばすとアラームを止めた

起き上がろうとするソイツを布団の中に引き戻し抱きしめる

「智…朝だよ。起きないと…」

「ん…もう少しだけ…」

抱きしめる力を強めた

「しょうがないなぁ」

口ではそんな事を言いながらも
抱きしめ返してくるんだから可愛いよな

寝ぼけたフリして首筋に顔を埋める
軽く吸い付くと体がピクッと動いた

「智っ、やめっ…」

首筋を辿り鎖骨へ向かってキスを落としていく

「あ…ダメだって…」

腕を伸ばし俺の体を遠ざけようと抵抗し始める

両手首を掴みベッドに縫い付け
唇を合わせ舌を侵入させようとした所で
翔の膝が鳩尾に入った

「うっ…いってぇ…」

「俺はこれから仕事なんだよ!
朝からサカるな!」

翔は体を起こすと怒ってベッドから降りていってしまった

仕方なく翔の後についてキッチンへと向かう

不機嫌そうにコーヒーメーカーをセットしている翔を後ろから抱きしめた

「ごめんな?」

「…智はいいよ…朝からシテもそのあと家で仕事だから…
でも俺はこれから外に行かなきゃならないんだよ?
体が智の事を覚えたまま一日過ごすの大変なんだから」

ほんとコイツは俺を煽る天才だな…

拗ねたように文句を言うけどさ
内容が可愛すぎるんだって

「ほんとごめん
お詫びに、帰って来たらめちゃめちゃ愛してやるから」

そう耳元で囁くと翔の耳が紅く染まる

「そんなこと言われたら
仕事中、頭の中智の事で一杯になっちゃうじゃん!」

振り返り俺を睨みつける翔の瞳は潤んでた

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