
take a breather
第19章 ROMANCE
翌日、智くんと駅で待ち合わせ…
「おはよう翔ちゃん」
「おはよ…早いね」
自慢じゃないが
人との待ち合わせには必ずと言っていいほど先に着いてる俺
今日だって、絶対先に着いたと思ってたのに
改札口前には既に智くんが待っていた
「翔ちゃんとデート出来ると思ったら
早く目が覚めちゃった」
デートじゃないけど…
イチイチ否定するのも
意識し過ぎてるみたいで恥ずかしいから
ここはスルー
「何分前から待ってた?」
「ん?今から5分くらい前…
もっと待つかなぁ、って思ってたのに
翔ちゃん、早いね?」
「うん…俺はいつも10分前には来てるから」
「へぇ…なら次も早く来よ」
智くんがふにゃっと笑った
『次』もあるんだ…
「さ、行こう?」
「え…」
智くんが俺の腕を取り改札口に向かって歩き出す
「ちょ、智くんっ」
「なに?」
振り向いて首を傾げた
『腕を離して』って言いたかったんだけど…
ま、いっか
智くんの態度が自然だったから
こんなこときっと大した事じゃないんだよね
智くんは友達とスキンシップの多い人なのかもしれない
雅紀もそうだし?
それに、今は学生は春休み中で
こんな時間に駅を利用してるのは
忙しく足を動かす会社員の方たちばかり…
俺たちのことなんか誰も目にくれないし?
智くんの色々な顔を見たいと思うなら
今日は智くんのやりたいようにやらせるべきか…
「ううん、なんでもない」
「じゃあ行こう、夢の国♪」
「うん」
智くんが俺と一緒に出掛けたいと選んだ場所は
東京じゃないのに頭に東京と付く
あの超有名なテーマパークだった
「おはよう翔ちゃん」
「おはよ…早いね」
自慢じゃないが
人との待ち合わせには必ずと言っていいほど先に着いてる俺
今日だって、絶対先に着いたと思ってたのに
改札口前には既に智くんが待っていた
「翔ちゃんとデート出来ると思ったら
早く目が覚めちゃった」
デートじゃないけど…
イチイチ否定するのも
意識し過ぎてるみたいで恥ずかしいから
ここはスルー
「何分前から待ってた?」
「ん?今から5分くらい前…
もっと待つかなぁ、って思ってたのに
翔ちゃん、早いね?」
「うん…俺はいつも10分前には来てるから」
「へぇ…なら次も早く来よ」
智くんがふにゃっと笑った
『次』もあるんだ…
「さ、行こう?」
「え…」
智くんが俺の腕を取り改札口に向かって歩き出す
「ちょ、智くんっ」
「なに?」
振り向いて首を傾げた
『腕を離して』って言いたかったんだけど…
ま、いっか
智くんの態度が自然だったから
こんなこときっと大した事じゃないんだよね
智くんは友達とスキンシップの多い人なのかもしれない
雅紀もそうだし?
それに、今は学生は春休み中で
こんな時間に駅を利用してるのは
忙しく足を動かす会社員の方たちばかり…
俺たちのことなんか誰も目にくれないし?
智くんの色々な顔を見たいと思うなら
今日は智くんのやりたいようにやらせるべきか…
「ううん、なんでもない」
「じゃあ行こう、夢の国♪」
「うん」
智くんが俺と一緒に出掛けたいと選んだ場所は
東京じゃないのに頭に東京と付く
あの超有名なテーマパークだった
