take a breather
第19章 ROMANCE
「あぁ⁉︎翔が目をハートにしてお前のこと見てっから
ちゃんと練習しろって注意したんだろうが」
「ハートになんかっ…」
してるのか?
「ホント?翔ちゃん」
途端に機嫌が良くなる智くん
否定したらまた機嫌悪くなるよな…
見惚れてたのは事実だし…
「…うん」
「こんなクソ生意気なガキのどこがいいんだか」
「そのクソ生意気なガキに勝てないのはどこのどいつだよ」
「ケッ!次こそは勝ってやるよ」
「おー、楽しみにしてるよ
まぁ次も俺が勝つんだろうけどな?」
「ぜってぇー勝つっ!」
「俺だって!」
なんだかんだで仲良いんだよね、このふたり…
ライバルってやつなんだろうな…
ダンスで繋がってるふたり…ちょっと羨ましいや
俺も多少は踊れるようになったけど
智くんは雲の上の存在…
ダンスのことを対等に言い合うなんて、おこがましくて出来ない
俺が出来るのは智くんを応援することくらい
それだって智くんには必要ないよね?
あんなに凄いダンスを踊れるんだから…
「今の俺は無敵だかんな?」
「何が『無敵』だ!カッコつけんなくそガキ!」
まだ言い合いしてるよ
「俺には俺のダンスに惚れた勝利の女神がついてんだよ
負ける訳いかないだろ
な?翔ちゃん?」
「へ…」
『な?』って言われても…
「はぁ…ホント生意気…
恋人出来たからって浮かれてんなよ?」
「浮かれてねぇわ
でも、翔ちゃんが他の奴のダンスに見惚れるのは気に入らないから全員ぶっ倒す」
自信に満ち溢れた智くん
しかも俺の為に全員倒すって…
「カッコいい…」
思わずぽそっと呟いた
「翔!だからそれをやめろっ!
智が調子付く!」
「んふっ…翔ちゃん♪俺、翔ちゃんの為に頑張るからね」
「うんっ、俺も目一杯応援する♪」
「はぁ…智に翔を紹介なんて…
余計なことしちまったか…」
「「それはないっ!」」
智くんと俺の声が重なった
当分の間、バトルで勝たせてあげることは出来ないけどさ
俺たちふたりとも潤には感謝してるから
これからも俺の良き友人
智くんの良きライバルでいてくれよ…な?
《end》
ちゃんと練習しろって注意したんだろうが」
「ハートになんかっ…」
してるのか?
「ホント?翔ちゃん」
途端に機嫌が良くなる智くん
否定したらまた機嫌悪くなるよな…
見惚れてたのは事実だし…
「…うん」
「こんなクソ生意気なガキのどこがいいんだか」
「そのクソ生意気なガキに勝てないのはどこのどいつだよ」
「ケッ!次こそは勝ってやるよ」
「おー、楽しみにしてるよ
まぁ次も俺が勝つんだろうけどな?」
「ぜってぇー勝つっ!」
「俺だって!」
なんだかんだで仲良いんだよね、このふたり…
ライバルってやつなんだろうな…
ダンスで繋がってるふたり…ちょっと羨ましいや
俺も多少は踊れるようになったけど
智くんは雲の上の存在…
ダンスのことを対等に言い合うなんて、おこがましくて出来ない
俺が出来るのは智くんを応援することくらい
それだって智くんには必要ないよね?
あんなに凄いダンスを踊れるんだから…
「今の俺は無敵だかんな?」
「何が『無敵』だ!カッコつけんなくそガキ!」
まだ言い合いしてるよ
「俺には俺のダンスに惚れた勝利の女神がついてんだよ
負ける訳いかないだろ
な?翔ちゃん?」
「へ…」
『な?』って言われても…
「はぁ…ホント生意気…
恋人出来たからって浮かれてんなよ?」
「浮かれてねぇわ
でも、翔ちゃんが他の奴のダンスに見惚れるのは気に入らないから全員ぶっ倒す」
自信に満ち溢れた智くん
しかも俺の為に全員倒すって…
「カッコいい…」
思わずぽそっと呟いた
「翔!だからそれをやめろっ!
智が調子付く!」
「んふっ…翔ちゃん♪俺、翔ちゃんの為に頑張るからね」
「うんっ、俺も目一杯応援する♪」
「はぁ…智に翔を紹介なんて…
余計なことしちまったか…」
「「それはないっ!」」
智くんと俺の声が重なった
当分の間、バトルで勝たせてあげることは出来ないけどさ
俺たちふたりとも潤には感謝してるから
これからも俺の良き友人
智くんの良きライバルでいてくれよ…な?
《end》