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ゲームが終わって前室に戻ろうとするニノを捕まえた

「ニノ、ちょっと…」

「なによ」

他の人に聞かれたくないから
スタジオの端にニノを連れて行く

「さっきのどういう意味だよ」

「さっきのって？」

「エロ親父…」

「あぁ…大野さんの翔ちゃんを見てる顔が
ニヤニヤしててエロ親父にしか見えないから
そう言ったまでだけど？」

「失礼だな！
なんで翔くんを見てるだけなのに
エロ親父なんだよ」

「そういう思いで見てるから？」

「そういう思いって？」

翔くんをどんな思いで見ればエロ親父になる？

「世間的にエロ親父が考えてることはエロいことなんじゃないの？」

「エロいことって、俺が翔くん相手に⁈
そんな筈ないだろ！」

「世間一般の話をしただけだよ…
それが大野さんに当て嵌まるかは別としてね」

だよな…俺が翔くん相手にそんな感情持つはずない

「…俺はただ翔くんが可愛いからニヤけちゃうだけだ」

「へぇ〜、ニヤけてるのは自覚してんだ？
しかも翔ちゃんを可愛いと…」

「だって可愛いだろ？
さっきもエレベーター失敗してさ」

「面白いとは思うけど、可愛いとは思わないよ」

「へっ⁈そうなの？あんなに可愛いのに？」

「んー、残念ながらその意見に同意するメンバーはいないと思うよ？
翔ちゃんを可愛いなんて言えるのは大野さんくらいじゃない？」

そうなんだ…

そりゃそうか…翔くんだってあと数年で40歳になるんだもんな

世間的にはおじさんって呼ばれてもおかしくない年齢だ