take a breather
第20章 I seek
前室に戻ると翔くんが飲み物を入れている所だった
「遅かったね、ふたりとも
何かあった?」
「い、いや…別に…」
翔くんの話をしていたなんて言えない…
「トイレに寄って来ただけだよ
この人、おじいちゃんだから
トイレが近いんだよね」
ニノがフォローしてくれるけど
もっとまともな理由はないのか…
親父の次はおじいちゃんかよ
「そう。なら飲み物飲まない方がいい?
ついでだから飲むなら入れるけど」
「それは貰う」
「俺もお願いします」
「ん、コーヒーでいい?」
「うん」
「俺もいいよ」
「ご注文、承りました」
翔くんがニコッと笑ってコップを手にする
今の『ニコッ』も可愛いと思うんだけど
ニノとかは思わないのかなぁ…
「なぁなぁ…」
隣の椅子に座るニノに小声で話しかける
「今度はなによ」
「さっきの翔くんの笑顔も可愛いと思わないのか?」
「ん?あぁ…可愛いではないね
いい男だなぁ、とは思うけど」
そっか…そういうもんなのか…
「はい、どうぞ」
「おっ⁈あっ、ありがと」
突然目の前にコップを差し出され驚いた
「どうかしたの?難しい顔して…
何か悩み事?」
翔くんからコップを受け取る
「いやっ…そんなのないよ…」
誤魔化すように
受け取ったばかりのコーヒーをすすった
「あっ!まだ熱いよ、兄さん!」
「え?…あちっ!」
翔くんが注意してくれたけど間に合わず
入れたてのコーヒーを口に入れてしまった
「大丈夫⁈」
慌てた翔くんが、俺の手からコップを取り
ティッシュで口元を拭いてくれる
「らいひょうふ…」
「ごめん…渡す時に言うべきだったね
まだ熱いって…」
心配そうな翔くんの顔…こんな表情も可愛く見えてしまう俺は変なのか?
「遅かったね、ふたりとも
何かあった?」
「い、いや…別に…」
翔くんの話をしていたなんて言えない…
「トイレに寄って来ただけだよ
この人、おじいちゃんだから
トイレが近いんだよね」
ニノがフォローしてくれるけど
もっとまともな理由はないのか…
親父の次はおじいちゃんかよ
「そう。なら飲み物飲まない方がいい?
ついでだから飲むなら入れるけど」
「それは貰う」
「俺もお願いします」
「ん、コーヒーでいい?」
「うん」
「俺もいいよ」
「ご注文、承りました」
翔くんがニコッと笑ってコップを手にする
今の『ニコッ』も可愛いと思うんだけど
ニノとかは思わないのかなぁ…
「なぁなぁ…」
隣の椅子に座るニノに小声で話しかける
「今度はなによ」
「さっきの翔くんの笑顔も可愛いと思わないのか?」
「ん?あぁ…可愛いではないね
いい男だなぁ、とは思うけど」
そっか…そういうもんなのか…
「はい、どうぞ」
「おっ⁈あっ、ありがと」
突然目の前にコップを差し出され驚いた
「どうかしたの?難しい顔して…
何か悩み事?」
翔くんからコップを受け取る
「いやっ…そんなのないよ…」
誤魔化すように
受け取ったばかりのコーヒーをすすった
「あっ!まだ熱いよ、兄さん!」
「え?…あちっ!」
翔くんが注意してくれたけど間に合わず
入れたてのコーヒーを口に入れてしまった
「大丈夫⁈」
慌てた翔くんが、俺の手からコップを取り
ティッシュで口元を拭いてくれる
「らいひょうふ…」
「ごめん…渡す時に言うべきだったね
まだ熱いって…」
心配そうな翔くんの顔…こんな表情も可愛く見えてしまう俺は変なのか?