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「翔くんさ…上田の気持ちが尊敬でも恋愛でも
今までとなんも変わらないって言ってたろ？」

「まぁ、翔ちゃんならそう言うとは思ったけどね」

「それって、俺にも当て嵌まるのかな」

「おそらく…」

絶対とは言い切れないけど
翔ちゃんのことだ…
どんな人相手でも、その人が傷つくような態度は取らないと思う

ましてや付き合いの長い大野さんなら尚のこと

「ちょっと様子みようと思ったけどさ
他にも翔くんのことを好きな奴がいるなら
俺も行動しようかな…
上田に関しては翔くんは付き合う気ないみたいだけど
いつ、翔くんが誰と付き合うかなんてわからないんだ…
それならさ、フラれてもいいから
気持ちだけは伝えておきたい、なんて思ったりして」

「そうだね…俺もその方がいいと思う
気持ちを伝えていれば何かが変わったかも、ってのが
一番後悔が残ると思うよ？」

「だよな…
よしっ！一丁やりますか！」

大野さんが気合を入れるように頬を両手で叩いた

「頑張れ！骨は拾ってあげるから
悔いなく散ってよ」

「お前、それ、応援してる？
俺がフラれること前提じゃね？」

大野さんが眉毛を下げ、情けない顔をする

「まぁいいじゃないの！
潤くんと相葉さんと一緒に
派手な失恋パーティーの準備しておくから
心置きなく、告白しちゃってよ」

「ん…サンキューな」