テキストサイズ

君はぼくの全て

第2章 課外授業 1


だから今日はまだ1回もまーくんに会えてない

同じ学校、同じ校舎、同じ廊下沿いなのに今日に限って何故か休み時間もすれ違ったまま、昼休みに突入とか…

そりゃね、まーくんは優しいから休み時間に用事が出来るとすぐラインくれるから、会えなくても我慢するけど、それじゃあ足りないんだってば!

顔見れてないんだからさ!


「にのさ、相葉ちゃんに会えないからぶーたれてんだろ」

にやにやしながら俺を見んな
智のくせに

「分かってんなら黙ってて。てか、ミーティングなのに何で智は行かないのよ」
「だって俺、言われてないし」
「え?」
「だから何で呼ばれてんのか、俺も不思議なんだわ」

え、ちょっと待って
どういう事?

「智、それどういう事よ」
「だからさ、相葉ちゃんが何で呼ばれたか俺もわかんないの。…って事でにのさんや」

智の何か思い付いたような顔

あ、そうか
なら待たなくてもいいんじゃん

「さーとしくん?」
「おしっ」


気になるなら行動あるのみ!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ