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君はぼくの全て

第2章 課外授業 1

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月日が流れて、俺たちはついに3年生になった

まーくんと同じクラスになったのはこの最後の学年が初めてで

ついでに言えば智と潤くんも一緒ってのは奇跡的かも知れない

もちろん俺は、朝の登校からずっとまーくんにぴったりくっついている

まーくんに近付く奴をガルガル威嚇して近付けない為だ

…ったって、むやみやたらに威嚇なんかしてないよ?
俺のまーくんに必要以上に触ったり、変な考えを持つ女子に対してだもん

表立って「まーくんの恋人です!えっちだってしてます!」とはさすがに言えないんだから仕方ないじゃんか

でも、俺がまーくんにくっついてるのは1年の時からずっとだからか、誰も俺に対しておかしいとは言ってこないし、慣れてる奴は一緒になって「相葉に近付くと二宮に咬まれるぞー」なんて笑ってる

だーけーど

そんなの知らない奴ってのは3年経ったってやっぱりいるわけで

ああほら、今日も


「ねぇ、相葉くん。今日カラオケ行かない?」

なんて話し掛けられてる

…隣にいる俺を全く無視して

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