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嵐しょーせつ。Part4

第12章 LIFE


「、、だまって、俺たちの言うこと聞いていればいいんだよ。、、ほら、金よこせ。」

和「、、っ、、」

なんで、、いつも、、

俺の家がちょっとお金があるからって、、
なんでそこまでされなきゃいけないの、?

「、、ありがとうな。、、よし!お前ら!二宮からお小遣い貰ったし、カラオケでも行こうぜっ!」

「おう^_^」

俺が弱いし、簡単だからって、、
転校してきたばかりなのに、なんでこんな目に、、

?「、、、」

ふっと顔をあげると、、
そいつらの仲間には、、、見覚えのある顔ぶれ。

4人はすごく楽しんでる。
俺のことなんて、、覚えてないんだよね、、


だから、助けなんて求められない。
怖くて怖くて、、仕方がない。


俺は毎日のようにそいつらから金を取り上げられて、、毎日のように屋上で1人泣いていた。

すると、、屋上のドアが静かに開き、、
誰かが俺に近づいてきた。

?「、、、ねぇ、」

、、え、?

?「、、君、、和也、だよね?」

俺の名前を呼ばれ、顔を上げると、、

和「、、っ、」

さっき、あいつらの中に居た仲間の1人。

でも、、昔と変わらないその表情と、、性格。

和「、、雅紀っ、、泣」

雅「やっぱ、和也だったんだね、、」

俺は雅紀に思いっきり抱きついた。
そして、その温もりに涙が溢れ出した。


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