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嵐しょーせつ。Part4

第2章 家族



、、、俺は出来ない子。


?「、、おい、和。」

(ビクっ、)

和「、、は、はい、、」

ゲームで遊んでいた時、後ろからすっごい低いトーンの声をかけられ、、振り返るとこれもまたすっごい剣幕で怒っている大学1年の翔にぃ。

翔「、、この点数はなんだ。」

和「え?、、あ、、」

この前の中間試験のテスト。

翔「こんな簡単な問題が出来なくてどーする。にぃちゃんが教えてる意味ないだろ。」

和「、、ごめんなさい、、」

翔「ゲームは、しばらくお預けだ。今度の期末試験の点数が良ければ返してやる。」

俺がやっていたゲームを翔にぃが取り上げて、部屋を後にした。

和「、、うぅ、、泣」

大好きなゲーム。
テストが終わったからやろうと思ってたのに、、

ガチャ、、

?「、、和。」

和「、、ま、さ、にぃ、?」

雅「おいで?和」

俺は泣きながら、雅にぃの胸に飛び込んだ。
雅にぃは、俺の2つ上で高2。
だけど、俺をいつも守ってくれるし、優しい。

雅「大丈夫だから、にぃちゃんのゲーム貸してやるから一緒にやろう?」

和「うんっ、」

雅「和は、身体が弱いんだから仕方ないよ。勉強も頑張ったんだもんな?」

和「うんっ」

雅にぃはどこまで優しいのかな、、

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