テキストサイズ

嵐しょーせつ。Part4

第4章 ニコイチ


「、、二宮っ!」

和「はいっ!」

28歳の春。
何も変わらない日々。

大きな仕事も任せられるようになって、毎日が忙しくて、、つい忘れそうになる。


和「、、ふぅ、、」

一人暮らしをしている俺は毎日のようにコンビニ弁当で、、ビールを片手にご飯を食べる。

テレビの横には何枚か写真を飾っているが、、1つだけ思い出すのがつらくて倒してある。

でも、それが逆効果で、、、
思い出してしまう。

和「、、はぁ、なんで、、あんなことしてしまったんだろ、、」

俺には、産まれた時からずっと一緒に過ごしてきた幼馴染の4人がいた。
でも、“あの日”にケンカしてしまい、ケンカ離れしてしまった。
毎日のように“あの日”のことを思い出し後悔する。

和「、、雅紀、、翔、、潤、、智、、、」

名前出したら出したで涙がこぼれそうで、、

和「、、ごめんっ、」

その“4人”は目の前にいないのに、、、
ちゃんと向き合って面と向かって謝りたい。
でも、、今はそれが出来ない。

今どこで何してるかわからない。
もうあれから10年の年月が経っていた。

もう俺のことなんか忘れてるだろうな、、
みんな彼女作って仕事をして楽しく過ごしてるんだろうな。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ