嵐しょーせつ。Part4
第32章 手と手
放課後、智も一緒に5人で寄り道して帰っていた時、、、
「、、あれ〜?二宮じゃん」
「おっ、ほんとだ!笑笑」
俺たちの反対側の方向から歩いてきた3人組。
和「、、、、」
「久しぶりだな。元気にしてた?笑笑」
「えっと、二宮は、、あー、、嵐山高校に進学したんだったな」
、、、なんでこいつらが、、
「嵐山って超三流高校じゃん!お前も、落ちたなぁ」
俺らが通っている高校は、スポーツが盛んで、、勉強よりそっちに力を入れてる。
こいつらは、超有名な進学校で、、誰しもが憧れる高校に通ってる。
俺も、、通える予定だった。
雅「、、悪かったな。超三流高校で。」
翔「用はそれだけか?」
「いや、二宮のこと心配だったんだよね。だってさ、両親ともに犯罪者なんだよ?犯罪者の息子だからさー。」
和「、、、っ、、」
大きな声でそのこと話さなくても、、、
ただ、父さんたちの仕事でトラブルがあって、、それを立て直しているときに寝不足だったのか2人で事故を起こし、、そのまま、、、
ほんとのことだけど、、俺は、、、
雅「、、はぁ、、マジでなんなの。和は、和だよ。ほんとそんなことしてる暇あったら勉強でもしたら?俺たちと違って超一流高校の皆さんは勉強しか取り柄ないんだから。」
和「雅紀、、、」
こうやって守ってくれる4人。
俺がどういう過去を持ってるか知ってるからこそだよね。