嵐しょーせつ。Part4
第40章 今宵
_____今宵も、俺の好みの血を吸う。
雅「、、ふぁ〜」
?「大きなあくびだな。」
雅「あ、和、、」
和「なに、昨日そんなに好みの味なかったの?」
雅「うん、とりあえずまぁまぁな味を吸ってきたけど。」
和「お前、ちゃんと限定しろよ。俺みたいに。」
雅「はぁ、、お前はそういう相手がいるってのがいいよな。俺なんか、、いっつも逃げられちゃう。」
俺たちは、、世にも珍しい吸血鬼。
伝説だと思われてるのも仕方ない。
和は、双子の弟。
俺と違って積極的で、ちゃんと特定にしてる人もいる。
和「、、とりあえずこれ。これでも飲んどけ。」
パッと渡されたのはトマトジュース。
血の代わりにトマトジュースを飲んで、心を満たす。
和「はぁ、早く終わんねーかな、、」
雅「うん、あと1年がんばろ。」
俺たちは、3年間親元を離れて人間の世界で人間として修行にきてる。
あと、1年頑張れば家に帰れる。
和「帰ったらさ、思う存分血を吸おうな^_^」
雅「うん^_^」
こっちでは、毎日吸ってない。せいぜい3日のペース。相手にも貧血になったら困るしね。
雅「、、和。とりあえず分けて」
和「はいはい。トイレ行くぞ」
吸血鬼からの吸血鬼っていうのも悪くない。
俺と和は、ちょっと変わってる。