嵐しょーせつ。Part4
第5章 snow
「、、、二宮、じゃあな^_^」
和「あー。」
17歳の冬。
「、、あ、二宮。」
和「あ、先生。」
「どうだ?学校もう慣れたか?」
和「はい。落ち着く場所ですね。ここは。」
「ふふ^_^そうか。よかった。また、困ったことあれば言えよ?」
和「はい、さよなら。先生。」
先月、この学校に転校してきて
何事もなく、ふつうに過ぎていった毎日。
こんな俺でも挨拶してくれるクラスメイト。
、、、あんなことになりたくない。
「、、お!二宮っ!部活考えてくれた?」
和「あー、、えっと、、もう少し考えるわ。」
「おう^_^俺はいつでも待ってるからな^_^」
バスケ部に所属しているクラスメイトが、俺が小さい頃からやっていたことを知ると、部活に誘ってくれた。
やりたいけど、、今からだと遅いと思うし、、
和「、、ただいまー。」
「、、あ、おかえり^_^和くん。」
和「あれ?ねぇちゃん来てたんだ」
「まぁね。お母さんたち遅くなるらしいから、和くんにご飯作ってあげてって言われてたの^_^」
大学生であるねぇちゃんは、一人暮らしして家を出てるのに、母さんたちが遅くなるという連絡があると、いつもこっちに帰ってきてくれて俺と一緒に過ごしてくれる優しいねぇちゃん。
「、、どう?学校慣れた?」
和「、、ふっ^_^ねぇちゃん、先生と同じこと言ってる。」
「あら^_^そうなのね。、、で、どーなの?」
和「まぁまぁかな。前の学校よりは過ごしやすい。」
「そっか。じゃ、安心だね。」