
友達のままがいい
第3章 (過去)中学生
今この瞬間だけは、小学生に戻ったように楽しい時間だった。
もちろん新しい友達もできてそれなりに楽しい学生生活を送っているけど、ずっと一緒にいた彼らには負ける。
それでも時が経つにつれて昔より今を大切にし始め、一人、また一人と来なくなった。
当然と言いえば当然だけど寂しさを感じた。
そんな私もクラスに馴染み、毎日が楽しくて自然と小学校から仲が良かった友達とも疎遠になって行った。
廊下ですれ違ってもわざわざ声をかけることもせず、それぞれが自分の世界を作り始めていた。
勉強に部活に遊びにと充実した毎日を送っていると、あっという間に月日が過ぎ去っていく。
小学生の時の好きという気持ちが淡い思い出と化していく中、中学2年の冬にある噂を耳にする。
―――則ちゃんが私と同じクラスの女性とつきあいだした
と……
ザワザワと気持ちが波打ち、忘れていた何かを思い出した。
それが何なのかわからない。
まだ知らない。
もちろん新しい友達もできてそれなりに楽しい学生生活を送っているけど、ずっと一緒にいた彼らには負ける。
それでも時が経つにつれて昔より今を大切にし始め、一人、また一人と来なくなった。
当然と言いえば当然だけど寂しさを感じた。
そんな私もクラスに馴染み、毎日が楽しくて自然と小学校から仲が良かった友達とも疎遠になって行った。
廊下ですれ違ってもわざわざ声をかけることもせず、それぞれが自分の世界を作り始めていた。
勉強に部活に遊びにと充実した毎日を送っていると、あっという間に月日が過ぎ去っていく。
小学生の時の好きという気持ちが淡い思い出と化していく中、中学2年の冬にある噂を耳にする。
―――則ちゃんが私と同じクラスの女性とつきあいだした
と……
ザワザワと気持ちが波打ち、忘れていた何かを思い出した。
それが何なのかわからない。
まだ知らない。
