無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　いやらしくなってきては笑わされ、いやらしくなってきては笑わされ……と、三歩進んで二歩下がる張りに、なかなか先に進められないながらも、菜子に愛撫をし続けた。

　キレイな胸にも口づけをしたり。『はひょおっ』と反応した桜色の先端部分にも、唇で触れたり、少しだけ舌を這わせたり……と、していくにつれ、


「ひゃっ……あ、あぁん……」


　菜子は面白い反応をしなくなり、特有の幼い声もだんだんと甘く変わっていった。

　ヤバい、俺。バスタオルの菜子に抱きついたり、胸を誤って鷲掴みしてしまった時よりも、何十倍何百倍も興奮してる。

　下半身の部分が、破裂しそうなぐらいキツい。

　このままだと、最後まで持たない。

　目眩を感じながら、右手を、菜子の下半身の方へと伸ばす。

　ふわもことしたショートパンツの中へ手を滑らせ、そのまま下着の中にまで差し入れると……

　迷いなく、下腹部のもっとも密な割れ目を、中指で触れた。

　本当に、表面を軽く撫でただけなのに、指がすぐに濡れた。

　菜子のそこは、ピチャッ……と水音がしそうなぐらい、すごく溢れている。

　つたない愛撫でも、菜子はこんなにも感じていたのか。と考えたら、ますますクラクラしてしまい、意識が遠退く感覚に陥った。

　ダメだ。本当に自分を見失いそうだ。残り少ない余裕が全部なくなってしまう――


「と、俊光くーん……そんなとこ触ったらやだよぉー……」

「っ…………！」


　目をうるうると色っぽく潤ませながら困った顔をし、か弱く訴える菜子に――

　俺の糸はとうとう、ブッチン……と完全にぶっ切れた。