Kissシリーズ
第19章 電車でのキス
「おっ遅れるぅ~!」
わたしの住む田舎町では、電車は1時間に1本。
だから乗り過ごしたら、遅刻は決定的!
でも電車が出発するブザーの音が響く。
もうっ…ダメか!?
「諦めるなっ!」
「えっ?」
いきなりグイッと腕を捕まれた。
「きゃあ!」
電車の中に引っ張られた。
プシュー… ガタンゴトンッ
電車は…わたしを乗せて、動き出した。
「あっ、間に合った…」
ほっと安心するのも束の間、自分の状態を思い出した。
わたしの腕を引っ張った人の腕の中に…いる。
「ごっゴメンなさい!」
わたしは慌てて離れた。
見知らぬ男子学生が、驚いた表情をしている。
「あっ、こっちこそゴメン…」
「うっううん。間に合ったから…。ありがとう」
ぺこっと頭を下げて、わたしはイスに座った。
人気が少なくて良かったぁ。
「ふぅ…」
一息つくと、さっきの彼の方に視線を向ける。
彼はわたしとは向かい側のイスに座った。
あの制服は知っている。
わたしの高校は3つ先の駅にあって、彼のはそこからまた2つ先の高校だ。
ネクタイの色からして、同じ1年生だろう。
小さな田舎町だから、わたしが知らない顔だということは、違う町のコなんだろうな。
…にしても、情けない。
わたしの住む田舎町では、電車は1時間に1本。
だから乗り過ごしたら、遅刻は決定的!
でも電車が出発するブザーの音が響く。
もうっ…ダメか!?
「諦めるなっ!」
「えっ?」
いきなりグイッと腕を捕まれた。
「きゃあ!」
電車の中に引っ張られた。
プシュー… ガタンゴトンッ
電車は…わたしを乗せて、動き出した。
「あっ、間に合った…」
ほっと安心するのも束の間、自分の状態を思い出した。
わたしの腕を引っ張った人の腕の中に…いる。
「ごっゴメンなさい!」
わたしは慌てて離れた。
見知らぬ男子学生が、驚いた表情をしている。
「あっ、こっちこそゴメン…」
「うっううん。間に合ったから…。ありがとう」
ぺこっと頭を下げて、わたしはイスに座った。
人気が少なくて良かったぁ。
「ふぅ…」
一息つくと、さっきの彼の方に視線を向ける。
彼はわたしとは向かい側のイスに座った。
あの制服は知っている。
わたしの高校は3つ先の駅にあって、彼のはそこからまた2つ先の高校だ。
ネクタイの色からして、同じ1年生だろう。
小さな田舎町だから、わたしが知らない顔だということは、違う町のコなんだろうな。
…にしても、情けない。