Kissシリーズ
第21章 子供とのキス
「やった! おねーさん、お茶ちょうだい」
「はいはい」
紅茶を淹れると、男の子はとっとと食べ始めていた。
嬉しそうに食べているし、今日は誕生日だから、細かいところで怒るのはやめておこう。
…にしても、可愛いなぁ。
甘い物を本当に幸せそうな顔で食べる。
でも普段はお澄まし顔で、子供らしくない。
……きっとこの二面性に惹かれたんだろうな。
どうしようもないほど、このコが好き。
あっ、目の前に『犯罪』の二文字がチラつく…。
「…ねぇ、おねーさん」
「んっ? なぁに?」
「そろそろ僕に言わなきゃいけないことがあるんじゃない?」
「えっ!?」
男の子はケーキを食べながら、ニヤニヤしてる。
「僕から先に言うとね。1年前のあの日、おねーさんを待ち伏せしてたんだ」
「えっええっ!? 何で、どうして!」
「だっておねーさん、いつまでも出てこないんだもん。僕心配で、外で待ってたんだ。そしたらさ…。まっ、結果オーライだよね」
「うぐぐっ…!」
うっ上手いように誘導されてる!?
でも…。
わたしは心を決めて、小さな唇に…キスをした。
チョコクリームが甘い…いつもよりも。
「好き、よ」
「…うん!」
でもこのコの甘い笑顔に比べたら…。
「はいはい」
紅茶を淹れると、男の子はとっとと食べ始めていた。
嬉しそうに食べているし、今日は誕生日だから、細かいところで怒るのはやめておこう。
…にしても、可愛いなぁ。
甘い物を本当に幸せそうな顔で食べる。
でも普段はお澄まし顔で、子供らしくない。
……きっとこの二面性に惹かれたんだろうな。
どうしようもないほど、このコが好き。
あっ、目の前に『犯罪』の二文字がチラつく…。
「…ねぇ、おねーさん」
「んっ? なぁに?」
「そろそろ僕に言わなきゃいけないことがあるんじゃない?」
「えっ!?」
男の子はケーキを食べながら、ニヤニヤしてる。
「僕から先に言うとね。1年前のあの日、おねーさんを待ち伏せしてたんだ」
「えっええっ!? 何で、どうして!」
「だっておねーさん、いつまでも出てこないんだもん。僕心配で、外で待ってたんだ。そしたらさ…。まっ、結果オーライだよね」
「うぐぐっ…!」
うっ上手いように誘導されてる!?
でも…。
わたしは心を決めて、小さな唇に…キスをした。
チョコクリームが甘い…いつもよりも。
「好き、よ」
「…うん!」
でもこのコの甘い笑顔に比べたら…。