Kissシリーズ
第4章 チャラ男とのキス
「視力は良いわよ?」
「そうじゃなくてさ」
伸びをして、改めて真面目な顔をされると…ちょっと胸にくる。
「外見で人を判断しないっしょ? まともに話を聞いてくれるし、真面目に返事もしてくれる。真っ直ぐにオレを見てくれるキミが好き」
「…って、それってフツーのことじゃない?」
「今じゃ逆に難しいよ。だからこそ、キミが良いんだ」
まあ確かに。
全く接点が無かったワケじゃない。少しぐらいは面識があった。
その間に、アタシの良い点を見つけてくれたのは嬉しいケド…。
「…どーも軽く聞こえてしまうのよね」
悪いけど、どうしてもそこは変えられない。
「じゃっ、とりあえずお試しってのはどお? それでダメだったら、オレも諦める」
…どーしても、このまま引き下がるっていう選択はないらしい。
「…まっ、今ヒマだし、しばらくなら良いわよ」
「マジで? やりぃ!」
本気で嬉しそうな顔をされると、まあ別に悪い気はしない。
…この後のコイツの取り巻き達との戦いの日々は、とりあえず置いておこう。
「じゃさじゃさ! キスしよ~よ」
いきなりコレか…。
このテンションは、はっきり言ってウザイ。
けれどまあイヤではないし…。
「まあ…良いけど」
そう答えると、わずかに顔を赤くして近付けてきた。
だから眼を閉じて、応えた。
柔らかな唇は、何故かとても甘く感じられた。
「ふふっ…」
大切なモノにでも触れるように頭を撫でられた。
「これからもいっぱいイチャイチャしよ~ね!」
そのままハグされる。
………やっぱり犬に懐かれた気分。
でもまあ、やっぱり悪い気はしない。
「そうじゃなくてさ」
伸びをして、改めて真面目な顔をされると…ちょっと胸にくる。
「外見で人を判断しないっしょ? まともに話を聞いてくれるし、真面目に返事もしてくれる。真っ直ぐにオレを見てくれるキミが好き」
「…って、それってフツーのことじゃない?」
「今じゃ逆に難しいよ。だからこそ、キミが良いんだ」
まあ確かに。
全く接点が無かったワケじゃない。少しぐらいは面識があった。
その間に、アタシの良い点を見つけてくれたのは嬉しいケド…。
「…どーも軽く聞こえてしまうのよね」
悪いけど、どうしてもそこは変えられない。
「じゃっ、とりあえずお試しってのはどお? それでダメだったら、オレも諦める」
…どーしても、このまま引き下がるっていう選択はないらしい。
「…まっ、今ヒマだし、しばらくなら良いわよ」
「マジで? やりぃ!」
本気で嬉しそうな顔をされると、まあ別に悪い気はしない。
…この後のコイツの取り巻き達との戦いの日々は、とりあえず置いておこう。
「じゃさじゃさ! キスしよ~よ」
いきなりコレか…。
このテンションは、はっきり言ってウザイ。
けれどまあイヤではないし…。
「まあ…良いけど」
そう答えると、わずかに顔を赤くして近付けてきた。
だから眼を閉じて、応えた。
柔らかな唇は、何故かとても甘く感じられた。
「ふふっ…」
大切なモノにでも触れるように頭を撫でられた。
「これからもいっぱいイチャイチャしよ~ね!」
そのままハグされる。
………やっぱり犬に懐かれた気分。
でもまあ、やっぱり悪い気はしない。