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キミの事、こんなに好きになるなんて

第10章 オフ日和で、初スノボ

コンビニ休憩中って、ボーってしてる場合じゃないよな。
ミオがトイレ行った隙に
ルカ「ミオに今日くらいは好きな物食べたり飲んだりさせるのは、良くないのかな?」
「俺も、そう思ってたんだけどさ。」
ユーダイ「いいんじゃない?体力持たねぇし。」
ウト「出掛けてるのに我慢させるって可哀想だよな。」
満場一致で、ミオの好きな物と俺達の物を買った。

「ミオ、おにぎりとスープありがとう!!これ俺達から。」
ミオ「いいんですか?嬉しい!!ありがとうございます。」
ウト「今日くらいは好きな物食べたり飲んだりしてもいいと思う。」
ミオ「ホントに嬉しいです。」
ねぇ、なに
その笑顔!!
ミオ「美味しい♪」
あぁ俺、今日ヤバいかも!!


やっと着いた。
8時ちょっと前かぁ・・・。
ルカ「まだ早いな。どうする?」
ユーダイ「駐車場行ってみる?」
車を止めて荷物を持って降りると、ちょうどいい時間になった。
ミオ「きゃっ!!」
ユーダイ「危ねぇ!大丈夫か?」
ミオ「ありがとう。」
あ~転ばないか心配・・・。

とりあえず荷物置いて、着替えてボード持って外に出る。
ミオ「リーくん待って!!」
お、俺のウエア掴んで可愛く言われたら、もうダメでしょ。
あ~俺、ヤバいなぁ。
「ミオ、ボード重くない?」
ミオ「慣れてないから歩きにくいの。」
ルカ「ミオ、ボード貸して。」
ミオ「でも・・・。」
ルカ「いいからさ、ここらへん危ないから気を付けて歩いて!!」
ミオ「ありがとう。」
俺達の後ろを少し離れて歩いていたミオ。
下を向いたままだな。
泣いて・・・る?
「ミオ、どうした?」
ミオ「・・・。」
顔を横に振る。
「ミオ~。」
ミオ「私・・・あ、足引っ張って・・・る。」
ルカ「あ~ごめん!!ミオ、足なんて引っ張ってない。ごめんな!言い方きつかったな。」
ルカがミオを引き寄せて頭を撫でる。
ルカ「ミオ、泣くなぁ。」
ウト「ミオ~。」
ミオ「大丈夫。ごめんね。」
ルカ「ミオ、行くぞ!!」
ミオ「うん。」






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