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キミの事、こんなに好きになるなんて

第14章 気持ち

ミオのグラビア写真の雑誌が発売されてから、たくさんファンレターが届くらしいけど、内容が本人に見せられないらしい。
発売される前日に俺達もそれぞれ受け取った雑誌は、コソコソと持ち帰ってしまった。
なぜか?は、聞かないで下さい。
諸事情です。
NGです。
だからって、ミオをそういう目で見る事もない。
ただ世の男性諸君!!
ミオはアイドルです!!
可愛いです!!
キレイです!!
ミオのグラビア見て元気満々になってしまっても、そういう目で見るのは辞めて下さい。
心の中に、そっと閉まって下さい。


事務所でミオに届いたファンレターを俺達に見せられても困るけど、この内容はミオには見せられないよなぁ。しかも、こんなものまで届いたら警戒強くなるよな。
こんなものって、なにか?って・・・そのぉ、つまりぃ大人が使うものっす。
俺、アイドルだから言えない。
とにかく事務所が丁寧に送り返す事にしたんだけど、しつこい奴は送ってくるんだろうなぁ。
俺達は顔を見合わせて、どうしたもんかと・・・その最中(さなか)にミオに対して事務所の先輩の一言で、俺達が聞きたくなかった言葉をミオが言っているのを聞いて、どれだけ傷付いているのかを知る事になるなんて・・・俺達は一体ミオのどこを見てたんだよ。
クソッ!!
俺達、今まで
なに見てた?
わかろうとしてた?
守ってきたつもりでいたんだよなぁ!!
逆に傷付けてんじゃん!!

大丈夫
大丈夫
平気
平気
こんな事、言われるって
わかってたよね。
私は大丈夫
大丈夫だ・・・から(泣)

一人で泣くなよ。
俺達は
ミオのそんな姿を見て、どうしたらいい?
俺のバカ!!
考えるより、行動だろ!!
って俺が自問自答してる間にユーダイがミオを抱きしめていた。
ユーダイ「ミオ、一人で泣くなよ。」
ミオ「だ、だって・・・私の・・・せいで、また迷惑・・・かけて・・・だ、だから(泣)」
ユーダイ「俺達、迷惑なんて思ってないよ。ミオ、なんでも言ってよ。」
ウト「ミオ、泣かないでよ。」
ミオ「私・・・わ、私。」
崩れ落ちるようにミオが意識を失った。
ダイ「ミオ!!」
ダイが抱きかかえてマネージャーの車に乗って病院に。
結果はストレスって!!





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