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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第7章   婚約のお墨付き

  


「あっ、ぁんんッ!!」


「〝こんな処では、ダメ〟だと、言っていたクセにもうトロトロじゃないか。」


 ぐちゅ ジュプッ 前戯などさほどしていない蜜道は、牡を待っていたかのようにしっとりと蜜を溢れさせて滑りがいい。


「あ、ぁああっ・・・ダメッ。そこ、強くしちゃ・・・・・・ッ、ああ!」


「こら、珱月っ。他の男の前ではしたないぞ。」


 運転席とは、仕切りで遮られているとは言え幾分距離が近い。いくらなんでも後部座席の情事がバレないハズは・・・ない。
 しかし上流階級の専属運転手、たしなみを十分に理解しているだろう。どうやらワザと王宮までの道を遠回りしているようだ。


「だって、奥・・・擦れっ、ンン・・・・・・ッ」


「全く・・・・・・感度がイイにも程がある。約束に遅れるじゃないか。」


「あっ、はああぁ・・・ッ」


  

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