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Receptor

第1章 receptor

貫は紀の腰を掴んで立たせ、バランスを崩した紀は壁に手をついて体を支える。
「誰がこの体に教えてやったと思ってるんだ?紀は俺がいないと駄目な体だろ?」
貫は紀の腰を掴んで背中を覆い、肉棒を蜜壷に突き上げる。
「…んん…あぁ…ん」
紀は突然の快楽に体を仰け反り、甘く喘ぐ。
貫は紀の肌に唇を這わせながら、硬くなった紀の蕾に指先を伸ばす。
「…はぁ…っ…ん…んん」
貫は唇から指を抜いて、紀の顎を軽く引いた。
「こっち向けよ、紀」
紀が振り返ると、貫と唇が重なる。
「…んん…っ」
貫は紀の唇を抉じ開けて、舌を侵食させていく。
紀の頬は熱を持ち、快楽の波が押し寄せる。
荒い息で互いに舌を吸い付き、絡まりあう唾液は厭らしい水音を立てる。
快楽に誘う貫の舌に溺れる。
貫の指先は紀の胸をなぞり、硬くなっていく胸の先端を弾く。
「…あぁ…っ…んん」
唇が離れると唾液が甘い糸を引き、紀は貫の胸に体を預けた。
「もう耐えられないのか?」
紀は耳まで紅く染めて小さく首を振る。
「…違う…の…ここじゃ…嫌だよ…にぃに」
「続きはベッドがいいのか?」
紀が小さく頷くと貫は指先を緩めて、紀の髪を撫でた。
貫に肩を抱かれて浴室から出ると、貫はバスローブを羽織り紀の体を味わうようにタオルで拭う。
まだ水滴が残る体に下着を着けてローブを羽織っていると
「こんな厭らしい下着を着けて誰を誘ってるんだ?今朝もそうだったよな?」
紀は貫を見上げて
「違うよ…にぃにに喜んで貰いたくて」
「小鳥遊と乳繰りあってたのにか?」
貫の言葉は紀を追い詰める。
「俺以外を見るなんて許さないからな」
貫は紀の腕を強引に引っ張って階段を上り、寝室のドアを乱暴に開けると、紀をベッドに転がした。
紀の体に跨った貫は紀の下着を引き千切る勢いで外して、露わにした肌に滑らせる。
「…んん…っ…はぁ…ん」
貫の指は紀の胸の膨らみを揉み、唇は堅くなった胸の先端に吸い付いて水音を立てる。
紀は無自覚に貫の髪を絡めて撫でる。
「…あっ…んん…もっと…ぉ」
貫は紀の胸の先端を味わうように舌の先で転がすと、紀は荒い息で貫を欲しがる。
貫の指先は紀の肌を這い、紀の体が小さく反応する。
貫が胸の先端から唇を離すと唾液の甘い糸が引き、肌を滑る。
紀の割れ目を指先でなぞりながら、唇で吸い付いて紀の肌に淡い痣を幾つも付けていく。

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