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家庭教師ヒットマン リボーン!小説・バレンタインは大騒動!?

第1章 はじまったバレンタイン!

「にっ日直なんだよ。早く行かないと、ダメだろう?」

「先週も日直だったじゃねーか」

「かっ代わったんだよ。今日、やるはずだった女子が、用事があるから代わってくれって言われて。その代わり、次の日直はその子にやってもらうことになったから」

ちなみに決まったのは昨日の放課後だが、そこまで詳しく話してしまえば、今日の自分の行動を言わなければならない。

そうなると、ちょっとどころかとんでもなく厄介になることは明白なので、とっとと話を切り上げることにした。

「今日はバレンタインだし、そういうこともあるんだ。じゃ、オレは行くから」

「迎えに来る獄寺と山本はどうするんだ?」

「ぐっ! …お前から言っておいてくれ」

「と言うことは二人に言ってないんだな?」

「いっいきなりだったから仕方ないだろ? それに女の子達もオレが側にいない方が渡しやすいだろうし…」

「まあ確かにダメツナなんて、邪魔ツナでしかないしな」

「自覚はあるよ! だから先に行ってくる!」

これ以上会話を続けては、ボロが出る。

そう思い、慌てて家を出た。

歩きながらパンを食べ、昨日の放課後のことを思い出す。

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