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家庭教師ヒットマン リボーン!小説・バレンタインは大騒動!?

第11章 十年後のバレンタイン

「はいはい。ボスの命じるままに」

リボーンはうやうやしく礼をすると、イヤな笑みを浮かべながら部屋を出て行った。

「ったく…。チョコはやっぱり落ち着いて食べた方が、美味しいよな」

そう言ってツナは唇を指でぬぐい、その指を舌に乗せた。

「にがっ…!」

カカオの苦さに、思わず顔が歪む。



沢田綱吉、二十四歳。

まだ贈られてくるチョコの意味を、完全には理解していなかった。



〈完〉
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