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キミの事を取り戻せるなら

第6章 逆らえない

今日は個人レッスン日

浮かない顔で、美花が出掛けて行った。

たまたま事務所に用事があって行ってみると、それぞれ出掛けたはずのメンバーが顔を出していた。
どうやら美花のレッスンを見に来たらしい。
それに出掛ける時の美花の事が気になってたって言うのもある。
用事を済ませて、レッスン場の扉を開けた瞬間だった。
美花「イヤ!!助けて!!」
抵抗する美花の体を床に押し倒していた。
振り付け師「暴れんなって!!」
抵抗し続ける美花を力で捩じ伏せ、馬乗りになっているそいつを突き飛ばして、美花を抱き起こした。
「もう俺達が来たから大丈夫だからな。」
震えている美花を抱きしめると俺の服をしっかり握りしめて泣き出した。
程なくしてマネージャーが駆けつけて、そいつは連れて行かれた。
ダイが美花にブランケットを掛けて頭を撫でた。
もし俺達がここに来なかったら、どうなってた?考えただけで、気が狂いそうだ!!
くそっ!!


マネージャー「どういう事か説明してもらえますか?」
振り付け師「どうもこうも俺には逆らえないだろうから、力付くでヤってやろうかなって(笑)若い男より俺のほうがいいだろう?って(笑)あっ!?でも、あれか?日頃から9人も相手にしてるからテク凄かったりして(笑)あ~そっかぁ!!ざ~んねん(笑)」
ドンッ
コタ「っんざけんな!!」
タカ「今、言った事を訂正しろ!!」
振り付け師「あっ!?」
オツ「謝れ!!」
振り付け師「初日に俺に逆らったら、どうなるか知ってる?って言ったらさ震えちゃってさ(笑)振り付け教えながら体触ったら、涙こらえてさ(笑)」
ノイ「なに笑ってんだよ!!」
振り付け師「別に触ってやっただけだろ?」
マネージャー「御自分が、なにをしようと思ったかわかってるんですか?」
静かにマネージャーがキレてる。
振り付け師「そうだなぁ・・・俺に逆らえない女を犯しまくってボロボロにしてやろうかなって(笑)」
バンッ
マネージャー「お前達は部屋を出てくれ。」
コタ「でも!!」
マネージャー「早く!!」


コタ「くそっ!!許さねぇ!!」
タカ「俺達の大事な場所で、俺達の大事な人が・・・。」
レッスン場に戻るとリオの服を握りしめて泣いてる美花。
でも、なんかへん・・・な!!
ノイ「誰か紙袋でもなんでもいいから早く!!過呼吸だ!!」













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