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君を乗せた空

第1章 SIDE‐RUKA

ふいに、風で私のスカートがはためく。
しまった、と思ったけれど、その時にはもう、遅かった。

「…おいおい、その歳でソレか?」
彼が照れ隠しのように苦笑する。

まさか、飯島先生からの「指導」で、毎週水曜日は必ず下着を着けないで居るとは、さすがに言えない。
見られた、と思った瞬間に、自分の淫蕩さが顔を出したのも自覚している。
そろそろ、胸の突起にも、彼は気づいただろう。

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