
君を乗せた空
第3章 SIDE‐SHOHEI
「ある朝、明日香は急に、僕の常備薬のハルシオンをオーバードーズしまして。
明日香はね、元々、心臓があまり丈夫じゃ無かったんですよ。
結果、薬の作用と心臓の異常がマッチしちゃったらしくて、呆気なく亡くなりました。」
飯島の恋人が精神に障害を負い、正常な生活ができなくなっていたのは、いつの日か耳にしていた。
「そう…ですか、それは急でしたね…。」
「ええ、なんというか、僕はもう、守るべきものを失くしてしまったのだなと。」
そう言うと、飯島は職員室を出て行った。
そしてそのまま、二度と、出勤してくることも無くなってしまったのだ…。
明日香はね、元々、心臓があまり丈夫じゃ無かったんですよ。
結果、薬の作用と心臓の異常がマッチしちゃったらしくて、呆気なく亡くなりました。」
飯島の恋人が精神に障害を負い、正常な生活ができなくなっていたのは、いつの日か耳にしていた。
「そう…ですか、それは急でしたね…。」
「ええ、なんというか、僕はもう、守るべきものを失くしてしまったのだなと。」
そう言うと、飯島は職員室を出て行った。
そしてそのまま、二度と、出勤してくることも無くなってしまったのだ…。
