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君を乗せた空

第3章 SIDE‐SHOHEI

俺宛の封筒の中に入っていたのは―世にも美しい、一枚の芸術作品とも言える写真だった。

かすかに映った雪が、それを冬の光景と理解させる。
真っ暗な紺碧の、夜空と海。
その中心に佇むのは、紛れも無く、裸体の瑠花であった。

瑠花の柔肌はくっきりと夜に浮かび、その乳房、そして愛らしい突起が露になっている。
髪の毛は風に靡き、割れ目を覆っていたはずの茂みは、恐らく飯島の手によって、すべて剃られていた。
まるで氷柱に射抜かれたかのように、その割れ目には、陰茎を模したバイブが挿されていて。
そこから溢れ出る快感に、瑠花は顔を歪めていて…その表情は本当に本当に、どこまでも可愛らしく、艶めいていて…。

苦痛に悶えてしまう程、俺の性器は硬くなり、今はもう手に入らない、瑠花のからだを求めていた。

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