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恋のハードル高し!!

第46章 山あり谷あり

親雅が押さえていた手から力が抜けるので、近くに転がる携帯を取って耳に近づけた。



「もしもし。」



私は電話に出ながら、私の上に跨り座ったままの親雅を見ていた。



『もしもし?ミラちゃん?!すみれちゃん、帰らないって泣いちゃって…。』

「はい?!どう言う事?!」

『わかんないけど、今カラオケ出て帰ろうとしてたら急にでさぁ、何か…話せる状態でもなさそうで。』

「すみれちゃんに何かしたの?!」


『誤解すんなよ!!めっちゃ紳士だっつうの!!』

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