テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第31章 奇襲攻撃

『一難去ってまた一難』
この言葉が身に染みる。


俯く小春と私を見据える百合奈に『女の友情劇』を見せられるんだと思うと、身構えてしまう。



「小春が…逞くん好きなのわかってるよね?」


「まぁ、あからさまだし?」



私が笑ってジュースを注ぎながら言う。
言い方悪いなぁと、自分でも思うけど…昔っからこの後決まって「仲良くしないで!」とか「協力してあげて!」とか言われるんだよね。…正直、面倒くさい!!



「少しは…協力してあげて?」


「どうやって?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ