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恋のハードル高し!!

第36章 ピンチ!!

「言うな。何も言うなよ?」


逞は私を睨んで凄んでいる。

見せてやろうと思ったのに。
私が無残に切りつけられるところを。



「何か…俺に言いたかったんだろ?…聞いてやるよ。」



親雅は逞の肩を掴んで私を見据えていた。
感情の無いような…そんな目で。


息が苦しくなる様な、そんな感覚だ。



ドクドクと心音が大きく早くなる。
胸の奥が苦しくて、痛い。

消えて…なくなりたい。

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