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恋のハードル高し!!

第38章 似たもの同士

「さ…支えろよ!」


「飛びかかって来たお前が言うんじゃねぇ!!」



逞は両手と肘までを擦りむいたらしく、フーッと土を払おうとしていた。

が、もちろん払い落とせるわけもなく、ため息と同時に立ち上がった。


ただ…私は逞を見上げていると、私の目の前に血の滲む手を差し出した。



「ミラも…何時までも座ってんな。」



そう言って、私の腕を掴み引きおきされた。
痛みがあったのか、逞はちょっと苦痛の表情を浮かべていた。

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