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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

『……あ〜苦しいから喋れないか』


もう一度元の椅子に戻すと
ふぅ…と安心したように息を吐く。


『早く言え。只でさえイライラしているんだから』


「わ、分かった…言うから…言うから!」


ジャックはナイフを手に取り
カチカチと鳴らす。


「……っ研究所だ……」


………研究所?


『どこの、研究所だ』


「それ以上は言えない…」

『言えない?自分の命がかかっているのに?』


ソロッと立ち上がると
あからさまにビクリと肩を震わす。


「い、言えないんだ!!
い、言ったら…殺される…
俺の家族も全員…」




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