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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

ここ、か…。


目の前には書類庫の奥にある
分厚くて大きな扉。


一応引いたり押したりしてみたが
まったく動く気配がない。



ち…っ
やっぱりそう簡単にはいかないか…。


もっと方法を引き出すしかない…

そう思い、踵を返した時だった。

カチッ…
ゴゴゴ…


と、鈍い音が後ろからする。


扉が開く音だ。

独りでに開いたかと思われたが
中から人が出てきたのを見ると
そいつが開けたのだろう。


とにかく、運がついてる。


俺はそいつと入れ替わるように
中へと侵入することができた。



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