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甘いキスを君に

第4章 資料室

俺は彼女が探していた資料と、自分が探していた資料を持ち、デスクに戻る。

隣の席の彼女を見ると、彼女も俺の方を見ていた。

目が合って、恥ずかしくなってお互いに目を逸らした。

唇に残る彼女の感覚。

また感じたいと思った。

だが、今は片付けなくてはならない仕事がある。

彼女に資料を渡して、俺はパソコンに向き直った。

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