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甘いキスを君に

第7章 トラブル

「だが、クレームはクレーム。立派なトラブルだ」

そう言って、彼は俺にあるものを押し付けた。

「この件が解決するまで、お前は自宅謹慎処分だ。今すぐ帰宅するようにと、上からの命令だ」

その後から、俺の記憶はない。

気がついたら家にいて、一人でベッドの上に寝転んでいた。

もしかしたら、このままクビになるかもしれない。

今まで積み上げてきたものを全て壊されたような、そんな気分だった。

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