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甘いキスを君に

第10章 ホテル

長かった一日が終わった。

これでやっと、夜は思う存分美波といられる。

そう思うと心が軽かった。

「先輩、仕事終わったら声掛けます!」

そう言って、自分の仕事を片づけ始めた美波。

少しでも早く美波に触れたい俺は、仕事を手伝った。

「なぁ、もう少しで終わるよ。俺が残りはやっとくから、帰りの支度しておいで」

「すいません…ありがとうございます」

美波が申し訳なさそうにしていたけど、このくらいの仕事はどうってことない。

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