テキストサイズ

甘いキスを君に

第10章 ホテル

1分でも1秒でも早く、美波といることができるのなら。

俺は美波が着替えに行っている間に、会社の近くのホテルを予約する。

なるべく雰囲気がいいホテルは、事前に調べてある。

あとは、美波を待つのみ。

カタカタカタカタカタカタ。

俺は無心でキーボードを叩く。

早く仕事を終わらせてホテルに行って、美波を抱きたい。

「先輩、お待たせしました。行きましょう?」

いつの間にか美波が来ていて、僕に声をかける。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ