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｢君には関係ないだろう。早く仕事に戻れ｣

｢先輩〜、つめたぁーい｣

本当に喋り方がウザイ。

いちいち、癪に障る喋り方だ。

｢矢作先輩、ちょっといいですか？｣

｢おう、どうした｣

俺は美波の方から話しかけてくれたことが嬉しくて、ついつい返事をする声が弾んでしまう。

美波のことだから、まとめ終わった資料の確認を頼まれるのだろう。

仕事を覚えるの早かったし、俺が教えることあんまりなかったし。