テキストサイズ

甘いキスを君に

第12章 喧嘩

「どうした、南九条。資料の確認か?」

「えぇ、先方が厳しい方なのでいつもより念入りにお願いします」

「わかった」

俺たちは、プライベートを仕事に持ち込まない。

その逆もあって、仕事もプライベートには持ち込まない。

俺はいつもより念入りに資料を読んで、美波に少しだけ指示を出す。

それを了承した美波は、自分のデスクへと戻って行った。

「先輩、琴音のも見てくださぁい」

「断る。しっかりやってから来い」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ