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甘いキスを君に

第12章 喧嘩

そして、二人で資料室に入って鍵をかける。

「征弥、さっきはごめんなさい」

「俺こそごめん…許してくれるか…?」

俺がそう尋ねると、美波が優しく笑って俺を抱き締めてくれた。

俺たちは初めて喧嘩をしたけど、これから何度も喧嘩をするようになるんだろうな。

だけど、その度に謝って反省してまた仲直りして。

いつもの俺たちに戻って笑い合おう。

「さ、征弥。あの子のこと、何とかするわよ」

俺は、美波と一緒に仕事へ戻った。

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