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一人の女性が、矢作先輩に話しかける。

すると、矢作先輩の顔付きが一瞬で変わった。

あぁ、この人が彼女なんだ、とすぐにわかった。

先程の女性の名前は南九条美波先輩。

スタイルも良くて、美人で可愛い。

だけど、矢作先輩に一目惚れしてしまった私にとっては、邪魔な存在でしかない。

私は割り当てられた仕事と向き合いながら、矢作先輩を盗み見る。

たまに、美波先輩にも視線を滑らせて隅々まで観察した。