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甘いキスを君に

第13章 邪魔

私は美波先輩の粗を探そうと、とにかく観察した。

そんなある日のこと。

矢作先輩と美波先輩が二人揃って資料室へ向かった。

私は気づかれないように、後をついて行くことにした。

先輩たちは資料室に入って、鍵を閉めた。

だから、私はドアから中が見える位置へ移動して二人の様子を伺う。

私はしばらく何かを話す二人を観察していたが、急に険悪なムードに変わる。

そして、美波先輩が強い口調で何かを告げるとドアの方へ向かってきた。

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