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もう一度キスさせて

第2章 私の心臓おかしいかもです

「あれ、俺ん家と近いな」

先生の車のナビに住所を打ち込んで


マンションまで車で送って貰ってます。



「先生もこの辺なんですか?」


「こっから歩いて5分くらいかな」



いや、近!!



電車で〜とかって始まるかと思ったら同じ区だったのか



「先生は電車通にしないんですか?」

「満員電車が苦手だから無理かな」



うん、なんかそんな感じする


そこで会話が少しなくなり私のマンションへと車が進む。




途中信号で止まる。


車が走ってる時の沈黙はあんま苦じゃないけど、

停止してる時は少し気にする。



チラッと右を見れば先生...



腕まくりしてるから、ハンドルを握る腕の血管や筋肉が見えてしまうんだよね


やっぱ男の人って感じだ


車の中も先生の匂いがする

割とこの匂い好きだな〜、なんか落ち着くんだよね



って、あれ

視界がぼんやりしてきた

もうすぐで着くのに、我慢しなきゃなのに




私は睡魔に勝てなかった。

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