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やさしく愛して 「改訂版」

第1章 やさしく愛して 「改訂版」

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 そのあとも、いろいろ話していくうちに、編集の仕事は、夜遅くまでになることが多く、午前0時を過ぎることもあると言った。
 そんなときは、コンビニ弁当ですますと言うと、
 「杉崎さん
  そんなとき
  私のところで
  食べませんか」
 「えっ」
 「ステーキでも
  お茶漬けでも
  リクエストをしてくだされば
  用意しますよ」
 「そんな」
 「ほんとに
  遠慮なさらずに
  私は
  若い方が
  きつい働き方をしていたら
  応援したいんです
  少しでも
  お手伝いできれば
  嬉しいんです」
 「そう思ってくださるのなら
  お言葉に甘えます
  衛藤さん
  わたし
  嬉しい」
 それから、遅くなるときは、LINEでリクエストをした。
 さすがに、夜遅くにステーキというのはなく、おもに和食をリクエストした。
 衛藤さんは、リクエストしたもの以外に、必ず2~3品を作って待っていてくれた。
 恒さん、霧子さんと、呼びあうようにもなった。

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