テキストサイズ

注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第3章 入院することに

エレベーターに乗り、脇坂先生と共に病棟に上がった。




「503号室を使って」




『でもここ個室ですよ。私、バイトの身なんで個室代なんて払えません』




「さっきも言ったけど、僕のせいで怪我をさせてしまったんだから。これくらいは僕に払わせて。ね?」





『え、でも。怪我と腎臓のことは別の話じゃないですか』





「一緒。一緒」





脇坂先生は笑って誤魔化した。





私はそこまでしてもらっていいのかな〜と思いながら、病室に入った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ