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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第21章 処女膜閉鎖症

「山口さん、山口美優さん。診察室3番にお入り下さい。」






マイクを通して私の名前を呼んだのは男らしい太い声だった。






また、男の医者か…と、私は心のなかで溜め息をついた。





「行っておいで。」




言われなくても行く。
行くしかないから。




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