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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第25章 エッチの次の日

大学病院の中には、第一と第二売店があり
外来患者さんやお見舞いの人も利用する
第一売店の方へ連れて行ってもらった。




ここは、パジャマとか介護用品とか
子どものおもちゃや文房具など
食料品以外も品揃えが充実してる。





『先生、大変!タピオカミルクティーが売ってないよ!!』





「しーっ!大きな声出さないよ。コンビニじゃないからタピオカミルクティーなんて売ってないよ。」






『タピオカミルクティーがなかったら、ご褒美にならないじゃんーー。』







「いいから、他のものにしな。」






『う〜ん。プリンとチョコとアイスとジュースも買っていい?』






「いいけどカロリー表示も気にしてね。」





『ふりかけと雑誌も買っていい?』





「いいよ。(笑)」






二人で仲良くレジに並んでいると、若い女の子に声を掛けられ、後ろを振り返った。





「もしかして美優ちゃんじゃない?私、フラワーショップで一緒に働いてた神崎琴音だよぉ」





『琴音ちゃん?うわぁ久しぶり〜!元気だった?』





「う〜ん。美優ちゃんも元気だった?店長から突然辞めたって聞いて心配してたんだよ。」






『ごめんね。体調崩しちゃって入院してるの。』






「あの先生が主治医?すっごいカッコいいね。」






『ええ…そっかなぁ…。』






「なんで美優ちゃんが照れるの?意味深。
それより私のことも紹介してよ。」






『うん。こちらはフラワーショップで一緒に働いてた琴音ちゃん。で、こちらは私の主治医の桜庭先生。』





「どうも。美優の彼氏の桜庭です。美優がお世話になってるみたいで」





「いえそんな。お世話だなんて。美優ちゃんの彼氏なの?」





『まだ付き合い始めたばっかりなんだけどね。』





「フラワーショップのみんなに彼氏のこと話しておくね。退院するときは店に寄って。私が花束作ってあげるから。」






『ありがとう、琴音ちゃん。』





「それじゃバイト戻るね。バイバイ」





『バイバイ。またね。』




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