注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。
第28章 お仕置きは手術のあとで
りんたんが出ていった後、しばらくしてから瀧くんが診察にやってきた。
「美優、術後の調子どう?気分は?」
『どうもこうも…見ての通り拘束されてる。』
「おまえが食いしん坊だからだろ?夜にプリンなんか食べるからいけないんだ。」
『そうなんだけど嘔吐はキツかったよぉ〜』
「俺も正直ビビったわ。あの場合、オペは中止が当たり前で、強制嘔吐なんてあり得ない」
『だよね。』
「桜庭先生、手術中もずーっと怒り狂ってた。オペ室もピリピリしっぱなしで」
『私、お尻ペンされるらしい…マジでヤバいと思わない?』
「おまえ他人事みたく言うけど、桜庭先生の本気のお尻ペンに耐えられるの?謝って許してもらえるレベルじゃないよ。」
『おどかさないでよ。』
「おどしじゃなくて本当のことだから。」
『瀧くん経由で桜庭先生に何とかやらないように言ってみてくれない?』
「何とかって?」
『だから、間違えてプリン食べちゃったみたいだから今回は許してやってくれ。みたいなことを』
「どこの世界に間違えて手術前にプリン食べるやつがいる?そんなんだったら素直に謝れ。」
『たきくーん。』
「はぁ?気持ち悪い声出すな。元気そうだから俺の回診はこれで終わり。じゃあな。」
『たきくーん。』
「無事を祈る。それじゃ。」
「美優、術後の調子どう?気分は?」
『どうもこうも…見ての通り拘束されてる。』
「おまえが食いしん坊だからだろ?夜にプリンなんか食べるからいけないんだ。」
『そうなんだけど嘔吐はキツかったよぉ〜』
「俺も正直ビビったわ。あの場合、オペは中止が当たり前で、強制嘔吐なんてあり得ない」
『だよね。』
「桜庭先生、手術中もずーっと怒り狂ってた。オペ室もピリピリしっぱなしで」
『私、お尻ペンされるらしい…マジでヤバいと思わない?』
「おまえ他人事みたく言うけど、桜庭先生の本気のお尻ペンに耐えられるの?謝って許してもらえるレベルじゃないよ。」
『おどかさないでよ。』
「おどしじゃなくて本当のことだから。」
『瀧くん経由で桜庭先生に何とかやらないように言ってみてくれない?』
「何とかって?」
『だから、間違えてプリン食べちゃったみたいだから今回は許してやってくれ。みたいなことを』
「どこの世界に間違えて手術前にプリン食べるやつがいる?そんなんだったら素直に謝れ。」
『たきくーん。』
「はぁ?気持ち悪い声出すな。元気そうだから俺の回診はこれで終わり。じゃあな。」
『たきくーん。』
「無事を祈る。それじゃ。」